サッカーで6日に行われた天皇杯2回戦【名古屋グランパス対奈良クラブ】で前代未聞のやり直しが行われることが決定しました!
今までサッカーではワールドカップなどの大きな大会でも誤審はつきもので、有名なところだと『マラドーナの神の手』がありますが、後日誤審は認めても決定は覆った事はありませんでした。
しかも今回は両チームや日本サッカー協会が問題を指摘して発覚したのではなく、三級審判員の資格を持つ一般人からの問い合わせからだったから余計に物議を醸し出したのかもしれません。
まずはその動画を見てみましょう。
名古屋グランパスvs奈良クラブのPK動画
どうでしょうか。明らかに4人目の金久保彩選手がキックフェイントを入れ、キーパーの動きを見てから蹴っていることは見て取れます。
ただ、詳しいルールが分からない私が見ている限りではよくあるPKのシーンですし、引っかかる事はありませんでした。
逆にこれに気づいた3級審判員の一般人の方はすごいですね!
私が思うのは主審や線審がいて、両選手がいる中で誰も気づかないルールってもはやルールになっていないのでは?このルールを変更する必要があると思いますし、サッカーでは有名な反則『オフサイド』でも度々ルール改定があるので、これを機にもっと素人にも分かりやすいルールで見ている方も楽しめるようになってほしいです。
では、今回やり直しが行われる原因はどこにあるのでしょうか?
それが次になります。
やり直しの原因は金久保選手?清水主審?
前代未聞のPKやり直しとなる原因を作ったのは誰なのでしょうか?
キッカーであり、蹴る前に動きをかけた金久保選手なのでしょうか?
それともこの動きをフェイントと判断して失敗ではなく蹴り直しのジャッジ判定をした清水主審なのでしょうか?
確かに結果的にはミスジャッジの判定になってしまった主審やこれを間近で見ていた線審も確かに原因を作ってしまっていると思います。
ただ、私個人的にはジャイアント・キリング(サッカー用語で格下が格上に勝利すること)をさせてしまった名古屋グランパスが90分間の中で奈良クラブに勝ちきれなかった点に原因があると思っています。
追加点を取って、もしくは0点に抑えていれば勝つんです!
リーグ戦同様、勝ちきれない名古屋グランパスが残念でなりません。好きなチームであるのでここで切り替えて後半は調子をあげていってほしいですね。
そして、もうひとつ。問題を感じてほしいと思うのが日本サッカー協会です。
協会の対応をまとめると、
- 両クラブには8日に通達がされた。
- ただしJFA側の理解の相違から、最初は名古屋の勝ちになるという説明がされた。
- しかしその後、国際サッカー評議会(IFAB)と確認作業を行う中で、PK戦のやり直しという選択肢があることが発覚。
- 11日に開かれた臨時の天皇杯実施委員会において決定。
そして、最終決定が多数決!!
実施委員会でも意見は分かれ、1、名古屋の勝利 2、PK戦をやり直す 3、公式結果(奈良クラブ)の勝ち という3つの選択肢を出して議論を重ねたというが、最終的には委員13名で多数決を行い、7票を得た2の選択肢が採用された。
こういった時のことまで考えたルールをもはや決めておかないと行けないんでしょうね〜。
ハリルホジッチ前監督の解任も理由が曖昧だったし、タイミングも遅いし、せっかくサッカーがワールドカップで盛り上がるタイミングだけに残念です。
PKやり直し結果がどういう結果になっても両チーム後味悪い結果になってしまいますよね。
なんかすっきりしないです。