マレーシアで歴史的な日となりました!元首相で野党のマハティール・ビン・モハマド氏が選挙結果で過半数を取得し、政権交代が起こりました!
マレーシアが建国された1957年8月31日依頼、与党から政党が代わるのは初めての出来事です!そんな歴史的快挙をやってのけたのが先程も紹介したマハティール・ビン・モハマド氏ですが、実は元首相経験者であり22年間マレーシアの政治を引っ張ってきました。
そして、現首相であったナジブ・ラザク首相(64)が妻のイメルダ夫人の受領疑惑など何かとダーティーなイメージがついてしまった所に国民の不満も重なり今回の歴史的快挙につながったと感じています。
受験生はマハティール・ビン・モハマド氏やマレーシアについて少し調べておいた方が良いですよ!
今後、教科書に載るような人です。
個人的にも最近マレーシアに旅行に行き、マレーシアにより興味を持ったのをきっかけに今回の選挙も見ていましたが、驚くことがいっぱいでした!
初の政権交代が起こったのはもちろんのこと、マハティール・ビン・モハマド氏の年齢にまずビックリしました!
なんと92歳!!おじいちゃんなのに元気すぎる!
92歳で動き回っている事もすごいですが、国民の支持を得られることがまたすごい!
日本でいうと小池百合子知事が失速しないまま加速している様な人気ぶり!
そして、驚いたのがナジブ首相が夫人の影響で落ち目になったこと。これはにほんでいうと安倍総理の夫人が森友学園問題で色々やってしまった感と似ていてどこの世界でも一緒か!?と思ってしまいました。
まぁ、一番驚いたのはナジブ首相が再選するためになりふり構わず自身の政党に有利な法案を選挙前にバンバン可決させたってところですけどね(笑)
地元に帰らないと投票できないなど色んな障害はありましたが、投票率が85%以上と国民の関心の高さが伺えました。不満が溜まっていたんでしょうね。
マレーシア選挙の投票結果はこちらのサイトが詳しく伝えていますのでご興味のある方は参考に。
そんな歴史的1日ですが、今後はどうなるのか?気になる公約は?調査しました!
選挙公約とマレーシアの今後は?
党連合・希望連盟(PH)の選挙公約は
まず、驚く公約の一つに10日と11日が休みになる事です(笑)
選挙日は休みなので早速マレーシアは3連休に突入(笑)
マレーシアの国民性なのか、計画が無い様に感じます(笑)
実際マレーシアに行ってみると分かりますが、建設中のビルの多いこと多いこと。
タクシーの運転手に尋ねてみると、予算が途中で無くなったから建設もストップしたとのこと。
日本では考えられませんが、マレーシアでは当たり前のようでした。
そして、注意なのがマレーシアの選挙後はたいてい荒れるとの事ですので、日本から旅行に行っている方は不用意な外出は避けましょう。
【緊急速報】選挙戦は接戦にーー10日の外出には注意を
特に政党カラーを表す黄色や赤など原色のシャツを避けることが重要ですね。
日本と違い政治に対するエネルギーは強いですから本当に怖いですよ。
話は戻して目玉公約として『消費税を廃止する』という点です。
マレーシアでは2015年4月1日より6%の消費税が導入されましたが、これが国民の不満につながっています。
今回目玉公約として掲げていたので消費税を廃止する可能性は高そうですね。
今後の政権運営を見守っていきましょう。
そして、気になるのが今後マレーシアはどうなっていくのか?
それが次になります。
政権交代でマレーシアの今後は?
まず、党首のマハティール氏がこのまま行けば首相になるのは確定路線ですが、気になるのが92歳という高齢。
もし、任期中に病気にでもなったらそれこそ国は混乱してしまいます。
マレーシアの首相任期は5年ですが、マハティール氏は1月のインタビューで「首相をやっても2年」と発言しているので、後継者を育てたら譲る気持ちが強いようです。
中国やロシアなど、異例の長期政権がひかれ、世界が長期政権化しているなか、良い判断だと個人的には思います。
また、私達にとって気になるのは外交ですが、現マレーシア政府は中国にべったりという政治でしたが、マハティール氏になり中国と距離を取ると見られていますので、こちらも動向が気になります。
中国は数の力、人数の多さでなりふり構わず圧力をかけてきそうですから、今後が気になります。
また、日本と関連するところではTPPがありますが、マハティール氏は否定的なので、マレーシアはTPP参加を見送ることが強くなりそうです。
といっても日本から比べるとまだまだ物価の安いマレーシアですから、貿易など輸入、輸出に関係している人ならまだしも私達庶民には直接影響はなさそうですね。
最後に経済ですが、マレーシアは経済的にも発展を続けており、2020年には発展途上国から先進国になると掲げているので、政権交代を機にこのまま経済が加速していく事が必須です。
そのためにも、政治の混乱を招くことは避けながら政治をしないといけませんが、そこは首相経験が22年もある大ベテランですから、期待できるでしょう♪
観光的にも発展を続けていって欲しいですね。
一度行って大好きになった国であり、実際に日本企業もかなり多く進出しているので、マレーシアの発展が今後も楽しみです。