アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩最高指導者にて米朝首脳会談がシンガポールで実現されました。
そして、お互いが署名した共同声明も発表されるなど歴史が大きく動き出す第一歩となりそうな予感がします。
日本人としてやはり気になるのは『日本人拉致問題』について何かしら語られたのか?横田めぐみさんの現在はどうなっているのか?生存しているのか?様々な憶測があります。
そこで、まず共同声明の内容を確認しましょう。
米朝首脳会談ごの共同声明の内容
トランプ大統領と金正恩最高指導者との署名にて発表された共同声明の内容は大きく4点。
(1)米国と北朝鮮は、平和と繁栄を求める両国民の希望通りに、新たな米朝関係の構築に向けて取り組む。
(2)米国と北朝鮮は、朝鮮半島での恒久的で安定的な平和体制の構築に向け、力を合わせる。
(3)北朝鮮は、2018年4月27日の「板門店(パンムンジョム)宣言」を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む。
(4)米国と北朝鮮は、戦争捕虜、戦闘時行方不明兵の遺骨の回収、すでに身元が判明している分の即時引き渡しに取り組む。
以上となります。
拉致問題に関して残念ながら言及されていませんでした。
そうなったらやはり気になるのは各国の『日本人拉致問題』に対する考え方です。
それが次になります。
各国は日本人拉致問題についてどう思っている?
やはり、気になるのは各国の反応、そして日本の反応ですよね。
早速調査してみました。
アメリカ(トランプ大統領)の反応
アメリカ国民にとっておそらく北朝鮮が日本人を拉致したという事実はほぼほぼ知られていません。
ですので、アメリカの反応というよりはトランプ大統領がアメリカとしてどう対応するのかが米朝首脳会談での気になる点でもありました。
トランプ大統領は会談後のの記者会見で次のように述べております。
この発言からトランプ大統領ご自身というよりも、トランプ大統領と仲の良い(日米同盟上重要)日本の総理大臣の言うことだからしっかり伝え、これから対応する。という意図にも取れます。
片や北朝鮮の反応はどうなのでしょうか?
北朝鮮の反応
北朝鮮自身、日本人拉致問題に関しては過去の声明文から明らかなように『既に終わったこと』として捉えています。
正確には調査したがそういう人物はいなかった。よってこれ以上進展なし。という様に終わらせたいものでもあります。
しかし、これは表向きの内容で、実際には金正恩最高指導者としては外交カードの一部として考えています。
トランプ大統領が会談でも話題に上げたことから、最終的には日本から経済援助等を引っ張ろうとしているんじゃないかと私は思っています。
では、我々日本はどう思っているのでしょうか?
それが次になります。
安倍首相や国民の反応
安倍首相は米朝首脳会談の前にトランプ大統領と電話会談を行っており拉致問題に言及してくれと伝えていたそうです。
加計学園問題やモリカケ問題で安倍首相の支持率は下落の一方。
ここで、安倍首相としても支持率回復のためにも日本人拉致問題に大きな糸口を見つけ、解決に大きく前進することで支持率の回復をはかりたいのが本音だと思います。
そして、国民はどう思っているのでしょうか?
【また印象操作】
米朝首脳会談について取材を受ける安倍総理の去り際に、聞こえないように質問を投げかけて『逃げたように』見せかけるいつもの手法「拉致問題について合意文書では触れられていませんが如何ですか」
日本人拉致問題について一丸となって取組むべき時に足を引っ張るのは何処の誰? pic.twitter.com/pe3vrQ4ulB
— ピーチ太郎 (@DougaDeQuiz) 2018年6月12日
日本人拉致問題については
日本が安倍総理が直接に金正恩と
向き合って話すしかない日本国民を返せと我々国民が声を
あげることも重要で無関心が
いちばん駄目なんだよね— KENJI 357 マグナム (@Hk416dKenji) 2018年6月12日
テレ朝、羽鳥モーニングショーで、拉致問題をトランプに委ねたことについて、「拉致問題は日本が解決すべき、それが出来ない日本外交の限界」と言っていましたが、こういうコメントをテレビで聞くのは初めてです。至極当たり前のことなのに、当たり前のことがコメントされない今のテレビ報道。
— 茶がま (@d6XoiqFOIxWSvyH) 2018年6月12日
まだまだ関心の高さが伺えますし、後は北朝鮮と日本の問題だと思っている人も多いみたいですね。
私もトランプ大統領がきっかけを作ったので後は自分たちで解決までもっていってほしいと思っています。
北朝鮮やアメリカ国民にとってはどうでもいい問題かもしれませんが、拉致被害者家族にとっても大きな一歩となる米朝首脳会談になったみたいですね。