Documentary of Namie Amuro “Finally" はHuluで現在配信されている、デビュー25周年に行われた沖縄LIVEから引退するその日までに密着した安室奈美恵のドキュメンタリー作品です。
ライブや取材への密着、インタビュー等で構成される全13本に加えて、引退日に沖縄で開催された花火ショーの特別映像1本からなる本作品。
さらに最終話の13本目はドキュメンタリー編、ラストライブ編、ファンエンドロール付きラストライブ編の3部構成となっています。
いつの日からかメディアへの露出を抑えていった安室奈美恵。そんな彼女の素顔に迫る見どころあふれる作品です。
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Documentary of Namie Amuro “Finally" の見どころは?
引退までの1年間の活動を記録した本ドキュメンタリー。
見どころは何と言っても彼女の貴重なロングインタビューではないでしょうか。メディアへの露出が少ないからこそ、これまで彼女の口から語られる機会の少なかった故郷沖縄への思いやデビュー当時、小室哲哉プロデュース時代の話。穏やかな口調で振り返る自身の半生は視聴者も初めて聞く内容が多いはずです。
また、引退において何を思い、何を語るのか・・・
様々な角度から密着しているので、時代の先端を25年走り続けてきた彼女の知られざる素顔が垣間見ることができます。
Documentary of Namie Amuro “Finally" を見てどう思ったか
見終わった後、猛烈な虚無感に襲われました。
なぜなら、引退日までの密着なので「安室奈美恵の引退」をまざまざと突きつけられたからです。
しかし全体を通して、ファンをとても大切に思う気持ちが随所で感じることができたので、虚無感を感じつつも感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、彼女自身の表情に笑顔がとても多かったことは印象的でした。
「引退」というものに対して、前向きに取り組む姿勢には「引退は悲しいけれど新たな門出を笑顔でお祝いしよう」と、そう思えるものがあります。
この作品は、引退した現在では、稀代のアーティストである安室奈美恵をもう一度見ることのできる貴重なものであると思います。
時代の先端を25年間走り続けた一人の人間、安室奈美恵。彼女の人生からは学ぶべきものは多いので、ファンでなくてもおすすめしたい作品となっています。
安室奈美恵を間近で支えてきたダンサー
彼女が大事にしているライブを支えたダンサーの方々へのインタビューが印象に残ります。
濃い時間を共に過ごすダンサーだからこそ知る彼女の素顔。それが語られるシーンはとても印象的です。安室奈美恵との何気ないエピソードから、ダンサーから尊敬されながらも、慕われる彼女の人柄がよく分かります。
また、ライブの幹であるIZUMIさんの出演も印象的でした。安室奈美恵が絶大な信頼をおいているIZUMIさん。彼女と共にライブの演出を修正していくシーンは普段見ることができないのでとても新鮮です。
13話のなかで注目すべきシーンとは?
11本目に収録されているバラエティ番組出演の密着シーンです。バラエティ番組への露出は全くと言っていいほどない彼女がこの1年で唯一引き受けた番組である「世界の果てまでイッテQ!」。
この11本目は番組内で放送された芸人イモトへのドッキリと対談の裏側の密着映像となっています。
一ファンであるイモトを自分と重ね合わせて見ることができるので、とてもおもしろく、共感できます。
ドッキリシーンでは、かつて歌番組に出演していた時に見せていた、いたずら好きのお茶目な彼女を再び見ることができます。更に衣装がとても可愛く、ファン必見です。
また、ドッキリを終えた後の対談シーンでは、一ファンであるイモトの思いを目の当たりにして涙する場面も。「そういえば安室奈美恵ってこういう一面も持っていたな」と思い出させるものになっています。