世界的ラグジュアリーブランドでイタリア発祥の人気ブランド”ドルチェ&ガッバーナ”(D&G)通称「ドルガバ」が21日に予定されていた上海でのファッションショーが急遽中止になりました。
しかも、その要因が広告動画が差別的な内容だったことを受け、中国人は自分たちのことを侮辱していると感じたことが事の発端です。
早速まずはその原因ネタを見ていきましょう。
D&G(ドルガバ)不買運動要因の広告動画
私が動画を見た感想として、中国語で中国人向けに発信されているから起こるのも当然ですが、これって中国だけでなくお箸文化の国を批判しているようにも受け取れますし日本も同じく差別的だと感じてもおかしくないんじゃないでしょうか?
大々的になってしまったのはこの動画を見た中国人がドルガバのデザイナーに直接インスタで講義したところ、「今後中国はクソだと言いまわる」という主旨の発言があり、それがSNSで拡散されてしまったことで中国人が怒った!
という流れとなります。
そして、怒った中国人はドルガバの商品を次々に店頭から撤去します。
不買運動の始まりです。
ドルガバの損失額は?
ちょうど年間で一番黒字になる通称ブラックフライデーの期間に不買運動が起こってしまったのはドルチェ&ガッバーナとしては最悪のタイミングだと思いました。
今や高級ブランドは中国マネーによって支えられているところが多く、ドルチェ&ガッバーナも例外ではありません。
ある経済評論家の指標ではアメリカを抑えて全売上の40%が中国によって生まれていると試算されております。
ドルチェ&ガッバーナの売上高を見てみると
- 2017年3月期には13億ユーロ(約1708億4900万円)
- 2016年3月期には12億9600万ユーロ(約1711億5000万円)
これは3月期の試算ですが、仮に同じだとして約13億ユーロの4割である5億ユーロ程がなくなる計算となります。
ドルチェ&ガッバーナとして大打撃ですよね!
中国人で有名女優のチャン・ツィイーさんもイベントに出演予定でしたが、今後一切購入しない、利用しないと宣言しています。
こういう有名人の発言は特に影響が大きいですね。
すでに対策!?としてアカウントがのっとられたというどこかのアイドルが炎上発言した時のような苦しい言い訳をインスタで出していますが...
後の祭りですよね(笑)
ドルガバの日本での不買運動は?
お箸の文化をバカにされてるのなら、同じ箸文化である日本も不買運動が起こってもおかしくない気がしますが...
調査の結果、中国のように不買運動には繋がっていないようです。
日本人の心理としては
- 中国と日本は違う
- 日本に向けたものではない
- ドルチェ&ガッバーナ大好き♪
というような心理なのでしょうか。
日本人としては中国人とは違うし、日本のことを言われているわけではない。
中国人はお行儀が悪い人が多いから言われても仕方がない。
と思っているのでしょうか?
一番は、島国でもあるので海外についてそこまで興味がない。
というのが本音ではないでしょうか。
ドルガバの今後が気になりますね...