野球界のレジェンドであるイチローが、2019年3月21日のマリナーズ対アスレチックス戦の試合後に引退を表明しました。
日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグで28年間、選手として活躍されてきましたが、どうしてこの日に引退することになったのでしょうか?
イチロー選手が引退に至った経緯や今後の動向についてもまとめていきたいと思います。
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イチローの引退の理由は?
イチローは引退の理由について、会見で「キャンプ終盤でも結果を出せずに、それを覆すことができなかった」と言っていました。
近年は成績が上向かず、マリナーズに復帰してからの2018年の打率は.205と物足りない物でした。その後、球団と「特別アドバイザー」の契約を結び、選手としてグラウンドに立つことはできなくなっていました。
そこで、2019年の春キャンプで結果を出し、選手として復帰するつもりだったと思いますが、思うように成績が上がらなかったことが大きな理由であるといえます。
イチローは日本で現役を続けられなかったの?
会見で記者から「日本のプロ野球に戻る選択肢はなかったのですか?」という質問がされていました。これについてイチローは「なかったですね」ときっぱり答えていました。
しかし、その理由については「それはここでは言えないなぁ」と濁していましたね。
なので、正しい理由はわからないままですが、「オリックス・ブルーウェーブ」が無くなってしまったことは大きな理由の一つではないかと思います。
イチローが日本でプレーした球団は、神戸に本拠地を置く「オリックス・ブルーウェーブ」でした。しかし、2014年に近鉄バファローズと合併し、メインのスタジアムも大阪になってしまいました。
イチローは神戸を「特別な街」だと語っています。
そのため、もし「オリックス・ブルーウェーブ」という球団が存続し、神戸でプレーする機会があれば、日本に戻るという選択肢もあったのかもしれません。
イチローは野球を楽しめていなかった?
イチローは野球を楽しめていたのは「日本のプロ野球選手になって3年目まで」と言っていました。
3年目でレギュラーになってからは、周りの目が厳しくなり、やりがいや達成感はあるが楽しさは感じられなかったそうです。
プロの世界は結果がすべてと言われますから、楽しいという感情はあまり得られなかったのかもしれません。
イチローは今後どういう活動をするの?
イチローは「野球に費やしていた時間をどう使いますか?」という問いに対し、「今はわからない」と答えています。
シアトルマリナーズがイチローに対して「何かポストを用意する」と話していたみたいなので、野球に関わる仕事を続けていくのかもしれません。
また、「小さな子供なのか大学生なのかはわからないが教えることには興味がある」とも言っていたので、指導者の道を志すのかもしれませんね。
他には、「草野球で楽しくやっていると思う」と語っていました。イチローが一般の方に交じって小さな球場でプレイすることはあるのでしょうか。
真剣に草野球を極める野球選手になると口にしていたので、運が良ければどこかでまたプレイしているイチローを見れるかもしれません。
イチローが監督をする姿は見れない?
監督業について、イチロー本人は「監督は絶対無理ですよ」と言っています。
理由は「人望がない」からだそうです。
周りからはそんな風に見えませんが、本人としては何か感じるところがあるんでしょうか。ベンチでユニフォームを着て指導している姿もかっこいいと思いますが、しばらく見る機会はなさそうです。
イチローはまだトレーニングを続けている?
イチローは今後もトレーニングを続けるそうですが、それは現役復帰に向けてではなく、「じっとしていられない性分だから」だそうです。
イチロー選手のことなので、引退しても厳しいトレーニングを続けていそうですね。
ちなみに、和田アキ子さんが3月24日の朝に電話をしたところ、そのときも「健康のためにトレーニングをしていた」と言っていたそうです。引退してまだ3日ですからしっかり動いていそうですね。
イチローの報酬がまだ支払われていない?
イチローはマリナーズの現役選手だったときの報酬の一部を、引退後に支払われる契約にしていたそうです。その総額はなんと27億円以上だとか。
これだけあれば、一般的な感覚だと十分な引退生活を送ることができますね。
45歳で引退したイチロー選手ですが、これだけのお金をどう使っていく予定なのでしょうか。気になります。
まとめ
今回はイチロー選手の引退の経緯と今後の動向についてまとめてきました。
現役復帰したり、監督になる予定がないのは少し寂しいですね。
しかし、まだ現役と遜色なくプレーできると思うので、どこかでユニフォームを着ている姿を見たいものです。
また、イチロー選手の技術や功績は語り尽くせないほど素晴らしいものだと思うので、ぜひ後世に残していってもらいたいですね。